・FXって知らない単語が多いから意味わからない…
・何から覚えればいいの?
そんな疑問に回答いたします。
目次
本記事の内容
これからFXを初めたいと思っている投資経験が0の初心者でも意味がわかるようFX用語を簡単解説いたします!
最低限、本記事の単語を理解すればFXに関する本なども読み進められます。
【FX用語を覚える前に】FXとは?
FX(Foreign Exchange)とは『外国為替証拠金取引』の総称です。
難しい言葉に聞こえがちですが、皆さんが海外旅行に行く時に「日本円」を「他の通貨」に交換する行為を『外国為替取引』と言います。
FXはその交換の差益を狙って行う取引だと覚えておきましょう!
例えば
1ドルを110円で買ったとします。
その後、1ドルが120円になったところで日本円に交換(ドル売り)したら10円の利益が出ます!
この為替差益を狙う取引です!!
詳しくは『誰でもわかる!FXの基本の「き」』で解説してます!
最初に覚えるべき13個の基本FX用語
FXを始めるうえで最初に知って欲しい最重要用語を紹介いたします。
今後、FXについて勉強していくうえでよく目にする用語ばかりなのでしっかりと頭に入れておきましょう!
通貨ペア
通貨ペアとは、「売買する2つの国の通貨の組み合わせ」を指します。
たとえば『ドル/円』とは米ドルと日本円のペアを意味し、
『ドル/円』の売り買いはその2通貨の売買になります。
通常、右に書かれた通貨を使って左に書かれた通貨を買うと読みます。
通貨ペア表記の見方
『米ドル/日本円』→日本円で米ドルを買うこと
『ユーロ/米ドル』→米ドルでユーロを買うこと
『ドル/円』『ユーロ/円』といったメジャー通貨は、流動性が高く相場の急変動が少ないので、リスクを抑えた取引に向いています!
チャート
チャートとは、為替レート(値の動き)をグラフとして視覚的に書き表したものです。
縦軸:価格の変動
横軸:時間の流れ
後述するテクニカル分析で主に使用されます。
ローソク足
チャートにも色々な種類がありますがFXや株式投資で使用されるのが「ローソク足」と呼ばれるものです。
1時間や1日といった一定期間内の為替の動きを1つの記号で表します。
この記号が「ロウソク」の形に似ているためこう呼ばれています。
ローソク足は「始値」「高値」「安値」「終値」の4つから成り立ち、大きく2種類存在します。
2種類のローソク足
- 陽線:終値が始値より高いレートで終わった足
レートの上昇を表しています! - 陰線:終値が始値より低いレートで終わったローソク足
レートの下降を表しています!
トレンド
トレンドとは相場の流れを意味しています。
トレンドは大きく3種類あります。
3種類のトレンド
- 上昇トレンド:ローソク足が基本的に陽線で続いている(相場が上向き)
-
下降トレンド:ローソク足が基本的に陰線で続いている(相場が下向き)
-
横ばい:相場が上にも下にもいかない状態
スワップポイント(スワップ金利)
スワップポイント(スワップ金利)とは「金利差調整分」とも呼ばれ二国間の金利差から得られる利益を指します。
日本のような低金利国の通過を売って、南アフリカ・ランドのような高金利の通貨を買うとその金利差分の利子が得られるわけです。
スワップポイントは少額でも毎日受け取れます。
レバレッジ
レバレッジとは日本語に訳すと『てこ』という意味です。
その意味するところは「小さな力で大きな物を持ち上げる」
つまり、少額の資金で大きな投資を行うことを意味します。
例えば…
1ドル=100円の時、1万ドル投資しようと思うと100万円必要です。
ところが、レバレッジ20倍にすれば5万円で投資ができます!
(5万×20=100万)
かつては50倍や100倍といったレバレッジも可能でしたが、金融庁の規制で個人投資家は25倍が上限となっています
証拠金
FX取引を行なう前にFX取引業者にお金を預けなければなりません。
この預けたお金が証拠金です。いわゆる担保金のことです。
FXの証拠金には大きく2つ種類があります
2種類の証拠金
- 取引業者に預けた総額:『現金残高』『資産』
- ポジションを持つ時に必要な証拠金:『必要証拠金』『取引保証金』
この金額によって取引上限が変わります。
取引業者によって異なります!
証拠金維持率
証拠金維持率とは取引している金額に対する、証拠金の残高割合を指します。
損失が広がり証拠金維持率が一定以下に下がると警告(マージンコール)が発せられます。ここで決済するか証拠金を追加せずにいるとロスカットされます。
追証
追証とは証拠金残高が自己のポジションを維持するのに必要な金額を下回った場合、追加して差し入れなければならない証拠金のことです。
「追加証拠金」を略してこう呼んでいます。
ロスカット(強制決済)
ロスカットとは投資家の資産を守るため、ある一定の損失額が発生した際に自動的に取引を終了させるルールの事を指します。
損切り
損切りとは保有しているポジションが含み損を抱えている時に決済する事を指します。
早めに損切りをすると、含み損が今よりもさらに大きくなるのを防げるため、自分の資産の減少を抑えられます。
損切りができないと資産を守れないのでトレーダーにとって損切りの判断はとても重要です。
キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは、FX取引において為替差益によって得られる利益を指します。
為替差益の逆は為替差損(キャピタルロス)と呼びます。
インカムゲイン
インカムゲインとは為替差益以外の利益を主に指します。
F X取引ではスワップポイントがインカムゲインとなります。
注文時に必要なFXの通貨単位
FXでの注文時に必要になってくる用語について説明していきます。
FXでは様々な通貨を使うため、それらを共通の単位で表すためにいくつかの用語が存在します。
pips
pipsとは「ピプス」と読みFX取引では「通貨の1%」「値動きの最小単位」を意味します。
例えば…
日本円:日本円の最小単位1円の1%なので1pips=0.01円=1銭となります。
米ドル:最小単位は1セントなので1pips=0.01ドル=0.0001ドルといった具合です。
Lot(ロット)
Lot(ロット)とは製造業用語で「単位」という意味です。
FX取引では取引数量の単位として使われます。
メモ
1lot=1万通貨
0.1lot=1000通貨
ドル円の価格が1ドル100円だとすると、1lotの取引は100万円分の取引です。
取引時に出てくる基礎用語
FXでの取引時にもFX特有の用語というのがいくつか出てきます。
ここでは、FX取引時に出てくる特に重要な用語について解説していきます
ポジション
ポジションとはFX取引で取引をそのまま維持している状況を指します。
「買い」で入ればそのまま売らずに保有している状況です。
ポジションは大きく2種類存在します。
2種類のポジション
- 買いポジション(ロング):買い取引から入るポジション
- 売りポジション(ショート):売り取引から入るポジション
例えば…
1ドル=100円の場合
101円になると予測し1万ドル買うとロング
99円になると予測し1万ドル売るとショート
スプレッド
FXの取引画面を見ると通貨の価格には売値(Ask)と買値(Bid)の2つの価格が表示されています。この売値と買値の差額をスプレッドといいます。
取引をするとスプレッドが取られるので実質的なコスト(FX会社の利益)になります。
順張り/逆張り
順張りとは文字通りトレンドの流れに沿って売買します。
上昇し続けている通貨を買う方法です。
逆張りとはトレンドの流れに反する売買のことを指します。
例えば…
下がり続けている通貨を「そろそろ底値確認。これから上昇する」と判断した時に買いで入ることを言います。
基本となるFXの取引手法
株式投資やFX取引の手法はファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の2つに分かれます。
ここでは、2つの分析方法について解説していきます。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズとは日本語では「経済の基礎的諸条件」と訳されます。
よってファンダメンタルズ分析では、経済成長率、消費者物価指数、貿易収支などの経済的な要因から今後の動きを予測します。
テクニカル分析
テクニカル分析とは為替レートの過去の値動きから今後の動きを予測する手法です。
チャート分析とも呼ばれます。
使用される2つの指標
- トレンド系
- オシレーター系
ココがポイント
2つの分析に優劣はなく状況によって使い分けます!
基本となるFXのトレードスタイル
FX取引では大きく3つのトレードスタイルが存在します。
ここでは、各トレードスタイルの特徴を解説していきます。
スキャルピング (超短期売買) |
デイトレード (短期売買) |
スイングトレード (短〜中期売買) |
|
期間 | 数秒〜数分程度 | 10分〜1日程度 | 2日〜1週間程度 |
狙う利益 | 1銭〜数銭 | 10銭〜1円 | できれば50銭以上 |
使うチャート | 1分足 5分足 など |
15分足 1時間足 日足 |
日足 週足 など |
スワップポイント | なし | なし | あり |
その他 | 日中働いてる人には不向き | 日中働いてる人には不向き | 日中働いてる人でも可能 |
スキャルピング
スキャルピングとは数分から数十分で売買する超短期売買のことを指します。
売買回数を多くする事で、小さな利益を積み重ねていきます。
デイトレード
デイトレードとはその日のうちに決済してしまう短期売買のことを指します。
スキャルピングよりは長いポジションになりますが日をまたぐポジションは持たない取引です。
スイングトレード
スイングトレードとは数日間ポジションを持つ少し期間が長い取引方法です。
日中は取引がなかなかできないサラリーマンや主婦などが多く使用するトレードスタイルです。
基本となるFXの注文方法
FX取引は「買い」と「売り」の注文を複数の方法で行うことができます。
ここでは代表的は3つの注文方法を解説いたします。
成行注文
成行注文とはレート(価格)を指定せずに、市場の動向を見ながら「今、すぐに買いたい」という時に出す売買注文です。
後述する指値注文よりもスピーディに売買が成立するメリットがあります。
値動きが激しいときはタイムラグで自分が想定した価格と違った数値で約定(売買成立)するので気をつけてください。
指値注文
指値注文とは成行注文とは異なり通貨の価格を指定する売買注文です。
例えば…
1ドル100円の時に99円になったら買いたいと判断します。
このときに「指値:買い99円」と注文すればドルがその価格まで下がった時に約定(売買成立)されます。
逆指値注文
指値注文は「この価格よりも安くなったら買う」「この価格よりも高くなったら売る」という注文方法です。
この逆指値注文とは文字通り指値注文の逆です。
つまり「この価格よりも高くなったら買う」「この価格よりも安くなったら売る」というものです。
一見損するような注文方法ですが為替相場は一方向動き始めたらしばらくはそのトレンドが続くからなんです。
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